Red Court Entrance, Esplanade, South Cliff, Scarborough
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今回はChatGPTとブロックチェーンについて意見交換しました。


私:
ブロックチェーン技術について教えてください。

ChatGPT:
ブロックチェーン技術は、データの改ざんを防ぐために設計された分散型のデータベースシステムです。ブロックチェーンにおけるデータは、ブロックと呼ばれる複数のデータをまとめたものに格納され、それぞれのブロックは一定の量のトランザクション(取引)を含みます。
ブロックチェーン技術の最も重要な特徴は、分散型のネットワークであることです。つまり、全てのノード(参加者)が同じコピーのデータベースを保持し、そのデータベースは改ざんできないように設計されています。データの改ざんは、ブロックチェーン内の全てのブロックのハッシュ(暗号化された値)を変更する必要があるため、非常に困難であり、データの信頼性を確保します。
また、ブロックチェーン技術はスマートコントラクトと呼ばれるプログラムを実行することができます。スマートコントラクトは、特定の条件が満たされた場合に自動的に実行されるコードであり、取引の自動化に役立ちます。
ブロックチェーン技術は、主に暗号通貨(仮想通貨)のトランザクションを処理するために使用されていますが、それ以外にも、選挙や投票システム、証明書の認証、不動産の管理、ロイヤリティプログラムの管理など、多くの分野で利用されることが期待されています。

 


私:
様々な分野で非常に将来有望な技術とみなされていることがよくわかりましたが、何か懸念事項はないのでしょうか?
ChatGPT:
ブロックチェーン技術には、以下のような懸念事項が存在します。
スケーラビリティの問題:ブロックチェーンの分散型ネットワークには、大量のトランザクションを処理するための高速性やスケーラビリティの問題があります。これは、ネットワーク内の全てのノードが同時にデータを処理する必要があるためです。
プライバシーの問題:ブロックチェーン上のトランザクションは、全てのノードによって可視化されるため、取引のプライバシーに関する問題があります。これは、一部の取引については、取引内容が外部に漏れてしまう可能性があることを意味します。
セキュリティの問題:ブロックチェーンの分散型ネットワークは、改ざんを防ぐために暗号化技術を使用していますが、セキュリティの脆弱性がある場合、ハッカーによる攻撃や不正取引が発生する可能性があります。
経済的インセンティブの問題:ブロックチェーンの分散型ネットワークでは、トランザクションの確認を行うために、ノードが報酬を受け取ることができます。しかし、報酬が十分でない場合、ノードの参加意欲が低下する可能性があります。
これらの懸念事項は、ブロックチェーン技術の発展において重要な問題であり、今後の改善に向けた取り組みが必要です。

 


私:
これまで、アルゴリズムの中に経済的インセンティブ(人間の欲望をロジック遂行の原動力とする)の考え方が持ち込まれたことはないと思うのですが、この点に関してどう思いますか?
ChatGPT:
アルゴリズムに経済的インセンティブを持ち込むことは、実際には非常に一般的なことです。例えば、オークションシステムでは、競売に参加する人々によって価格が決まりますが、最高入札者が商品を獲得するため、入札者たちは自分たちの利益を最大化するために入札価格を競い合うという経済的インセンティブが働きます。
同様に、オンライン広告システムでは、広告主が表示される広告に対して入札を行います。広告主は、その広告が表示されたときにクリックされることを期待して入札を行い、入札額が高い広告が表示されるため、広告主たちは入札額を競い合うことで自分たちの広告がより多く表示されるようにします。
ブロックチェーン技術においても、ノードに対する報酬やトークンの配布など、経済的インセンティブが重要な役割を果たしています。ブロックチェーンによって、信頼性の高い分散型システムを実現するためには、ノードたちがシステムの正常な運営を維持することが必要です。そのため、ノードたちは自分たちの利益を最大化するためにシステムに貢献することが求められます。このような経済的インセンティブによって、ブロックチェーンシステムの安全性や信頼性を高めることができます。

 

私:
質問の仕方が悪かったようです。説明していただいたような意味でのインセンティブはよくわかるのですが、データベースの新たなレコードを形成する上でインセンティブが働かなければレコードができないというブロックチェーンの仕組みの部分に関して懸念を持っています。
ChatGPT:
ご質問の意図がより明確になりました。ブロックチェーンにおけるデータの新しいレコードを形成するためには、マイニングと呼ばれるプロセスが必要です。マイニングは、ノードが複雑な数学的パズルを解いて新しいブロックを生成し、そのブロックにトランザクションを含めてブロックチェーンに追加することで行われます。
ここで、マイニングにおけるインセンティブは、新しいブロックが追加されるたびにそのブロックを生成したノードに一定の報酬が与えられることです。現在の主流のブロックチェーンでは、報酬は通常、暗号通貨の単位であるビットコインやイーサリアムなどが与えられます。
一方で、ブロックチェーンにおけるマイニングによって、膨大な電力や計算リソースが必要となることから、環境への負荷や電力コストの問題が指摘されています。また、マイニングによって得られる報酬が高額化することで、競争が激化し、マイニングプールと呼ばれる多数のノードが協力してブロックを生成することで、中央集権化が進んでしまう可能性もあります。
これらの問題に対する解決策として、新しいブロックを生成するためのマイニングに代わる新しいアルゴリズムが提案されるなど、ブロックチェーン技術自体が進化していくことが求められています。

 


私:
はい。ビットコインのPOWに対して電力コスト問題が指摘され、イーサリウムではPOWに代わってPOSが導入されたことは承知しています。ただ、例えばOracleのRDBMSで新しいレコードを作成する上で、経済的インセンティブなどという概念は全く必要ないのに対して、ブロックチェーンは、POSに代わっても、インセンティブ、すなわち、人間の欲望に新しいレコード作成アルゴリズムが依存している点を問題にしています。
ChatGPT:
ご指摘の通り、OracleのRDBMSなどの従来のデータベースシステムでは、新しいレコードを作成するためには経済的インセンティブは必要ありません。一方で、ブロックチェーンにおいては、新しいブロックを生成し、トランザクションを追加するためには、マイニングやステーキングなどのインセンティブが必要となります。
そのため、ブロックチェーンの新しいレコード作成アルゴリズムが人間の欲望に依存することは事実です。しかしながら、これはブロックチェーンの特性の一つであり、一方で、ブロックチェーン技術が多くの分野で利用される背景には、分散性や透明性、不正防止性などの利点があるためです。
また、ブロックチェーン技術が進化していく過程で、新しいアルゴリズムや技術が開発され、より環境に優しい、より公正な仕組みが構築される可能性があります。そのような方向性に向けて、研究や開発が進んでいるところもあります。

 


私:
はい。ブロックチェーンの持つ分散性や透明性、不正防止性、そして、非中央集権的な仕組みは素晴らしいとは思うのですが、新しいレコードの生成をインセンティブに依存しているということは、マイニングによって得られる報酬の価値が下がってしまえばマイニングを行う人がいなくなり、分散型データベースとして機能しなくなる可能性がある点を問題視しています。
ChatGPT:
ご指摘の通り、ブロックチェーンの分散型データベースが機能するためには、マイナー(マイニングを行う人)が存在し、新しいブロックを生成する必要があります。そして、マイナーには、ブロックを生成することによって報酬が与えられるため、この報酬が価値を失うと、マイナーが減少し、ブロックチェーンの安全性や分散性が損なわれる可能性があります。
しかし、こうした懸念に対しても、ブロックチェーン技術は様々な手段で対処しようとしています。例えば、イーサリアムでは、マイナーの報酬としてイーサリアム通貨を与えるだけでなく、トランザクション手数料も報酬として支払われるため、通貨価値の変動に対してもある程度耐性を持つことができます。
また、最近では、Proof of Stake(POS)などの新しいアルゴリズムが開発されています。POSでは、マイナーが自分の保有する通貨をステーキングし、それを担保にブロックを生成することで報酬を得る仕組みが採用されています。このようなPOSアルゴリズムによって、マイニングに必要な電力コストの問題や、報酬価値の変動に対する耐性などが改善される可能性があります。
以上のような対策が進められていることから、マイナーに依存する報酬の価値が下がってしまった場合でも、ブロックチェーンの分散型データベースが機能する可能性があると考えられます。

 


私:
なるほど。一応理解できました。しかし、世界中には、私のようにブロックチェーン技術が経済的インセンティブに依存している事実に対して懸念を表明している人はいないのでしょうか?
ChatGPT:
実際には、ブロックチェーン技術に対する懸念は存在します。例えば、ブロックチェーンが環境に与える悪影響や、ブロックチェーンに関連する詐欺や不正行為、そして、ブロックチェーンが民主主義的価値観に反する可能性があることなどが懸念されています。
また、経済的インセンティブについても、懸念が表明されています。例えば、マイニング報酬が減少した場合、マイニングが行われなくなる可能性があり、それによってブロックチェーンの分散化やセキュリティに影響を与えるという指摘があります。
ただし、ブロックチェーン技術が持つ革新的な特徴に対する期待感や、ビジネスや社会の課題を解決する可能性があることから、懸念事項に対する解決策や対策が模索されています。また、今後の技術の進歩や発展によって、懸念事項が解決される可能性もあります。

 


私:
ビットコインを支える技術としてブロックチェーンという全く新しい仕組みが出現して以来、単にビットコインが仮想通貨と呼ばれながら、「通貨」というよりは「投機対象」でしかない事実にある種の「うさん臭さ」を感じると同時に、ブロックチェーンに対しても、なんとなく同じような「うさん臭さ」を感じていたのですが、POWからPOSに切り替えたイーサリアムに関しては、信頼してよさそうだと思えるようになりました。どうもありがとうございました。でも、ビットコインはPOWのままで大丈夫なのでしょうか?
ChatGPT:
ビットコインは現在もPOWを採用しており、多くのマイナーがネットワークを維持するために電力を消費しています。しかし、ビットコインの開発者たちは、将来的にはPOSやその他のアルゴリズムに移行する可能性を模索していると報じられています。ただし、移行が行われるかどうか、いつ行われるか、どのような形で行われるかについてはまだ決定されていません。ビットコインがPOWによって安全性が確保されているかどうかについては、多くの専門家が検討していますが、一方で、POWに関する環境問題やセキュリティ上の懸念も指摘されています。ビットコインの将来については、さまざまな意見がありますが、POWが維持される限り、エネルギー消費やセキュリティ上の問題が発生する可能性があるということを頭に入れておくことが重要です。

 


私:
そうですね。環境問題を考えると、POWを使い続けることで膨大な電力を今も無駄遣いしているビットコインは、直ちにPOS相当のマイニング方式に乗り換えるか、あるいはイーサリウムに移行すべきだと考えますが、いかがでしょうか?
ChatGPT:
POWによるマイニングには、確かに環境問題やエネルギー消費量の問題があります。しかし、ビットコインの場合、プロトコル自体に大きな変更を加えることは技術的にも政治的にも非常に困難であり、POSに移行することは容易ではありません。また、ビットコインの特性として、ネットワークが分散的であること、そして、ビットコインが最初に作られた目的である、信頼できる第三者なしに取引を行うことができることが挙げられます。POSは、より中央集権的であり、信頼性が低いとされる可能性もあるため、ビットコインのような分散型システムには不向きであるとされています。
ただし、ビットコインにもスケーラビリティの問題があり、トランザクション処理能力が限定されていることが指摘されています。そのため、いくつかの提案がなされており、Lightning Networkと呼ばれるセカンドレイヤーソリューションが提供されています。また、ビットコインに限らず、POWを使うブロックチェーンに代わる技術として、POSやDAG(有向非循環グラフ)などの新しいアルゴリズムが開発され、利用されるようになってきています。

 


私:
なるほど、POSにも問題ありということですね。POSとDAGについて、少し詳しく説明してもらえますか?
ChatGPT:
はい、では順番に説明していきます。
POSは、「Proof of Stake」の略で、証明に賭ける方式という意味です。POS方式では、新しいブロックを生成する権利を持つノードが、ある程度の仮想通貨を預けることで、それに比例した確率でブロックを生成することができます。つまり、ノードの預けた仮想通貨の量が多ければ多いほど、ブロックを生成する権利を得る確率が高くなるということです。この方式は、POWよりも省エネであるとされていますが、権利を持っている人が少数派になると、攻撃を受けやすくなる問題があります。
DAGは、「Directed Acyclic Graph」の略で、有向非巡回グラフという意味です。DAGは、ブロックチェーンと同じく分散型台帳技術の一種であり、ブロックチェーンとは異なり、トランザクションのブロックを一列につなげるのではなく、DAGのようなグラフ構造になっています。DAGでは、各ノードが複数のトランザクションに対して署名することで、そのトランザクションの有効性を検証します。DAGは、POWやPOSよりも高速なトランザクション処理が可能であり、また、過去のトランザクションのデータを再利用することができるため、効率的なスケーラビリティを実現できるとされています。
ただし、DAGにもいくつかの課題があります。例えば、ブロックチェーンと異なり、DAGではブロックの順序が決まっていないため、不正なトランザクションを含んだブロックが取り込まれてしまう可能性があります。また、ネットワークの規模が大きくなると、トランザクションの承認に時間がかかる問題があります。
以上が、POSとDAGについての簡単な説明になります。

 


私:
どうもありがとうございました。どれもこれも現状では「帯に短し、たすきに長し」ということですね。それにもかかわらず、また、世の中にはすでに商用の信頼性の高い分散型データベースもあるにも関わらず、ブロックチェーンが注目されるのはなぜでしょうか?
ChatGPT:
ブロックチェーンが注目を集める理由は、その特徴的な性質にあります。ブロックチェーンは、分散型であり、不変性があり、トランザクションの透明性が高く、不正行為を防止するセキュリティが強いなど、これまでのデータベース技術にはなかった特徴を持っています。
また、ブロックチェーンは、仮想通貨やスマートコントラクトといった、新しい分野のアプリケーションを可能にする技術であると同時に、分散型の信頼性の高いデータベースとしても注目されています。従来の中央集権型のシステムに比べて、分散型であるため、サービス提供者がいなくてもシステムが維持できる点が魅力的です。
さらに、ブロックチェーンは、プライバシー保護についての注目度も高く、個人情報を取り扱うアプリケーションにも活用が期待されています。
これらの点から、ブロックチェーンは、従来のデータベース技術とは異なる性質を持ち、新しいアプリケーションの実現につながる可能性があるため、注目を集めていると言えます。

 


私:
なるほど。よくわかりました。どうもありがとうございました。
ChatGPT:
どういたしまして。何か他に質問があれば、いつでもお答えします。


本日はここまでです。

終わり