Malham Tarn: Great Hill farm buildings
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しばらくブログの更新が滞ってしまいました。

このところ、頻繁にブログを更新してきたのですが、文字通りワンマン経営のため、仕事が立て込むと、最新の生成AIを実際に手に取って(こちらは文字通りではありませんね)ブログのネタ作りをする余裕もなく、何も書くことがありません。

とはいえ、Difyにその後新機能が増えたりしていないか気になりましたので、Perplexityに、訊いてみました。

本日は、自分でブログ原稿を書く代わりに、Perplexityから得た「Difyの最新業界動向」をご紹介したいと思います。

 

では、始めます。


 

質問1:Difyの最新の業界動向について整理してください

 

Difyの最新業界動向

 

Difyは、LangGenius, Inc.が提供するオープンソースのLLM(大規模言語モデル)アプリ開発プラットフォームで、ノーコードで生成AIプログラムを構築できるツールです。2024年6月以降のDifyに関する主な動向を以下に整理します。

 

■    最新の機能追加とアップデート

1.GPT-4o miniの対応

2024年7月22日、OpenAIが「GPT-4o mini」を発表し、Difyもこの新モデルに対応しました。これにより、Difyユーザーは最新のAI技術を活用できるようになりました。

2.繰り返し処理機能の追加

2024年5月28日、Difyに繰り返し処理(Iteration)機能が追加されました。これにより、長いフローを書かずに繰り返し処理が可能になり、さらに複雑なAIワークフローの構築が容易になりました。

 

■    Difyの特徴と利点

1.ノーコード/ローコード開発

Difyはプログラミングの知識がなくても、直感的なUIを使ってAIアプリケーションを構築できるノーコードツールです。ドラッグ&ドロップの操作性により、初心者でも簡単にAIアプリを開発できます。

2.豊富なテンプレートとコンポーネント

チャットボット、タスクリスト、カレンダーなど、さまざまなアプリケーションのテンプレートが用意されており、ゼロからの開発が不要です。必要に応じてカスタマイズするだけで、短期間でアプリを構築できます。

3.多様なAIモデルのサポート

DifyはOpenAI、Anthropic、Azure OpenAI、Llama2、Hugging Face、Replicateなど、さまざまなAIモデルプロバイダーをサポートしており、柔軟なモデル活用が可能です。

 

■    商用利用とライセンス

1.商用利用の条件

Difyはオープンソースソフトウェア(OSS)であり、商用利用が可能ですが、一部条件があります。例えば、マルチテナントSaaSサービスの提供やロゴや著作権情報の削除・変更には商用ライセンスが必要です。

2.社内利用や特定顧客向けのカスタマイズ

Difyを社内システムやアプリケーションに組み込んで使用する場合や、特定の顧客向けにカスタマイズしてサービスを提供する場合には、特別な許可は不要です。

 

■    今後の展望

Difyは、生成AIプログラムの開発を簡素化し、より多くの人々がAI技術を活用できるようにすることを目指しています。繰り返し処理機能の追加や新しいAIモデルの対応など、さらなる機能拡充と利便性の向上が期待されています。これにより、ビジネスにおけるAI活用の幅が広がり、効率的なAIソリューションの提供が可能になるでしょう。

Difyの最新情報やアップデートについては、公式サイトや技術ニュースを定期的にチェックすることをお勧めします。

 

質問2:Difyの新しい機能やアップデートについてもう少し詳しく知りたい

 

Difyの最新の機能追加とアップデートについて、以下に詳しく説明します。

 

■    最新バージョン0.6.14の主な新機能

1.テキスト読み上げ機能の追加

Difyの最新バージョン0.6.14では、テキスト読み上げ(Text-to-Speech)機能が追加されました。この機能により、AIが生成したテキストを音声に変換することが可能になり、ユーザーエクスペリエンスが大幅に向上しました。

2.柔軟なワークフローの実装

新バージョンでは、より柔軟なワークフローの構築が可能になりました。これにより、複雑な対話シナリオやタスクの自動化をより細かく設定できるようになり、アプリケーションの機能性が向上しています。

3.RAG用データソースの拡張

4.Firecrawlの導入

Retrieval-Augmented Generation (RAG) 用のデータソースとして、Firecrawlが新たに使用可能になりました。これにより、ウェブクローリングを通じて得られた最新の情報をAIモデルに取り込むことができ、より正確で最新の回答を生成することが可能になりました。

 

■    ノーコード開発の強化

Difyは引き続き、ノーコードでのAIアプリ開発を強化しています。以下の特徴が挙げられます:

1.直感的なUI: ドラッグ&ドロップの操作で、プログラミングの知識がなくてもAIアプリケーションを構築できます。

2.豊富なテンプレート: チャットボット、タスクリスト、カレンダーなど、様々なアプリケーションのテンプレートが用意されています。

3.多様なAIモデルのサポート: OpenAI、Anthropic、Azure OpenAI、Llama2、Hugging Face、Replicateなど、様々なAIモデルプロバイダーをサポートしています。

 

■    その他の改善点

  • パフォーマンスの向上: システム全体のパフォーマンスが改善され、より高速な応答が可能になりました。
  • ユーザーインターフェースの改善: より使いやすく、直感的なデザインに更新されています。
  • 多言語サポートの拡充: より多くの言語に対応し、グローバルな利用が促進されています。

 

これらの新機能と改善により、Difyはより強力で柔軟なAIアプリ開発プラットフォームとなっています。ユーザーは最新のAI技術を活用しながら、より高度で効率的なアプリケーションを簡単に構築できるようになりました。

 

質問3:現在Difyが対応している生成AIモデルをカテゴリに分けてリストアップしてください

 

Difyは、さまざまな生成AIモデルに対応しており、それらを以下の4つのカテゴリに分けることができます。

 

1. システム推論モデル (System Inference Models)

これらのモデルは、チャット、名前生成、フォローアップ質問の提案などのアプリケーションに使用されます。

  • OpenAI: GPTシリーズ(例: GPT-3.5-turbo, GPT-4)
  • Azure OpenAI Service
  • Anthropic: Claudeシリーズ
  • Hugging Face Hub
  • Replicate
  • Xinference
  • OpenLLM
  • iFLYTEK SPARK
  • WENXINYIYAN
  • TONGYI
  • Minimax
  • ZHIPU (ChatGLM)
  • Ollama
  • LocalAI

 

2. 埋め込みモデル (Embedding Models)

これらのモデルは、知識ベースにおける文書のセグメントの埋め込みや、ユーザーのクエリ処理に使用されます。

  • OpenAI
  • ZHIPU (ChatGLM)
  • Jina AI (Jina Embeddings 2)

 

3. リランクモデル (Rerank Models)

これらのモデルは、LLMの検索機能を強化するために使用されます。

  • Cohere

 

4. 音声認識モデル (Speech-to-Text Models)

これらのモデルは、会話型アプリケーションにおいて音声をテキストに変換するために使用されます。

  • OpenAI

 

Difyは、これらのモデルを活用して多様なAIアプリケーションを構築するための柔軟なプラットフォームを提供しています。各モデルプロバイダーのAPIキーを取得し、Difyの設定で適切に構成することで、これらのモデルを利用することができます

 

質問4:つまり、最新バージョン0.6.14の主な新機能の1番目に挙げられている「テキスト読み上げ機能の追加」というのは、Difyとして機能追加が行われたのではなく、OpenAIのSpeech-to-Text Modelsが使えるようになったので、Difyで定義するフローの中でSpeech-to-Textモデルを使った場合のみテキスト読み上げができるようになるという認識でよいですか?

 

はい、その認識で正しいです。Difyの最新バージョン0.6.14における「テキスト読み上げ機能の追加」は、Dify自体に新しいテキスト読み上げ機能が直接組み込まれたのではなく、OpenAIのSpeech-to-Textモデルを利用できるようになったことを指しています。つまり、Difyで定義するフローの中でOpenAIのSpeech-to-Textモデルを使用することで、テキスト読み上げ機能が実現されます。

 

質問5:最新バージョン0.6.14の新機能の2番目「柔軟なワークフローの実装」について、詳しく教えてください。

 

Difyの最新バージョン0.6.14における「柔軟なワークフローの実装」について、以下に詳細を説明します。

 

■    if-elseノードの拡張

1.elifサポートの追加

従来のif-elseノードに加えて、新たにelifサポートが追加されました。これにより、複数の条件分岐をより効率的に設定できるようになりました。

2.変数の条件値としての使用

条件値として静的な値だけでなく、変数も使用できるようになりました。これにより、動的な条件分岐が可能となり、より柔軟なワークフローの構築が実現しました。

 

■    ワークフロー構築の柔軟性向上

1.複雑なロジックの実装

elifサポートと変数条件の導入により、より複雑なビジネスロジックや決定木を実装できるようになりました。

2.動的なワークフロー

変数を条件として使用できることで、実行時のデータや状態に基づいて動的にワークフローの流れを変更することが可能になりました。

■    具体的な利点

1.条件分岐の細分化

多段階の条件分岐が可能になり、より細かな制御ができるようになりました。

2.効率的なワークフロー設計

複雑な条件を単一のノードで表現できるため、ワークフローの視覚的な複雑さを軽減できます。

3.柔軟な対応力

変数を条件として使用できることで、外部データや前段階の処理結果に基づいて柔軟にワークフローを制御できます。

 

これらの機能強化により、Difyユーザーはより高度で効率的なAIアプリケーションを構築できるようになりました。複雑なビジネスロジックや多様なユースケースに対応できる柔軟性が大幅に向上し、AIアプリケーションの可能性がさらに広がったと言えます。

 

質問6:「繰り返し処理機能の追加:2024年5月28日、Difyに繰り返し処理(Iteration)機能が追加されました。これにより、長いフローを書かずに繰り返し処理が可能になり、さらに複雑なAIワークフローの構築が容易になりました。」というのは、0.6.14よりも前のバージョンで導入されたものですか?

 

「繰り返し処理機能の追加」は、Difyのバージョン0.6.9で導入された機能です。したがって、これはバージョン0.6.14よりも前のバージョンでの機能追加となります。具体的には、バージョン0.6.9では「Iteration」ノードが追加され、これにより入力された配列データを順番に処理することが可能になりました。この機能は、長いフローを書かずに繰り返し処理を行うことを容易にし、複雑なAIワークフローの構築を助けるものです。

 

質問7:最新バージョン0.6.14の新機能の3番目「RAG用データソースの拡張」について、もう少し詳しく教えてください。

 

Difyの最新バージョン0.6.14における「RAG用データソースの拡張」について、以下に詳しく説明します。

 

■    RAG (Retrieval-Augmented Generation) の概要

RAGは、生成AIモデルに外部の知識を取り込むことで、より正確で有用な情報を提供する技術です。具体的には、以下のプロセスで動作します:

1.      クエリの受信: ユーザーからの質問や要求を受け取る。

2.      情報の検索: クエリに関連する情報を外部データソースから検索する。

3.      情報の統合: 検索された情報を生成AIモデルに統合し、回答を生成する。

 

■    新しいデータソースの追加

バージョン0.6.14では、以下の新しいデータソースがRAGのために追加されました:

1.      PerfXCloud:クラウドベースのデータソースで、パフォーマンスデータや分析情報を提供します。

2.      Qwenシリーズ:Qwenシリーズのデータソースが追加され、特定の業界や分野に特化した情報を提供します。

3.      ernie-4.0-turbo-8k-preview:高性能なデータソースで、大規模なデータセットを扱うことができます。

4.      Zhipu CogView 3:ビジュアルデータの処理に特化したデータソースで、画像やビデオから情報を抽出します。

5.      MyScale ベクターデータベース:ベクトルデータを効率的に検索・管理するためのデータベースです。

6.      AnalyticDB ベクターストア:高速なベクトル検索をサポートするデータストアで、大量のデータを迅速に処理します。

 

■    利点と応用例

これらの新しいデータソースの追加により、Difyは以下の利点を提供します:

1.      多様な情報源の統合:複数のデータソースから情報を取得できるため、より包括的で正確な回答を生成できます。

2.      業界特化型の情報提供:特定の業界や分野に特化したデータソースを利用することで、専門的な知識を必要とするユースケースにも対応可能です。

3.      高速なデータ検索:ベクターデータベースやベクターストアを利用することで、大量のデータを迅速に検索・処理できます。

 

■    具体的な使用例

1.      カスタマーサポート:ユーザーからの問い合わせに対して、外部データソースから関連情報を検索し、迅速かつ正確な回答を提供します。

2.      市場分析:市場データやパフォーマンスデータを統合し、リアルタイムでの分析とレポート生成を行います。

3.      医療情報提供:医療データベースから最新の研究結果や治療法を検索し、医療従事者に提供します。

 

これらの新機能により、Difyはより高度で多様なAIアプリケーションの構築をサポートし、ユーザーにとって価値のある情報を提供する能力が向上しました。

 

質問8:最新バージョン0.6.14の新機能の4番目「Firecrawlの導入」について、具体的な使い方を教えてください。

 

「Firecrawl」は、Difyの最新バージョン0.6.14で導入された強力な機能で、Webページからデータを抽出およびスクレイピングするのに役立ちます。この機能は、Webページ内の構造化データを識別して取得するのに非常に便利です。具体的な使い方は次のとおりです。

 

1.      Difyを開き、「Firecrawl」モジュールを見つけます。

2.      「Firecrawl」をクリックすると、このモジュールのインターフェイスが表示されます。

3.      データを抽出したいWebページのURLを「Enter URL」フィールドに貼り付けます。

4.      「Start Crawling」ボタンをクリックします。FirecrawlはWebページを分析し、抽出できる可能性のある構造化データフィールドのリストを表示します。

5.      抽出するフィールドを選択します。Firecrawlは、電子メールアドレス、電話番号、住所、リンク、画像など、一般的なデータタイプを自動的に検出できます。または、カスタムCSSセレクターを使用して、特定の要素を指定することもできます。

6.      必要なフィールドを選択したら、「Extract Data」ボタンをクリックします。Firecrawlは選択したフィールドからデータを抽出し、テーブル形式で表示します。

7.      抽出したデータは、CSVまたはJSON形式でエクスポートできます。単に「Export」ボタンをクリックし、好みの形式を選択してください。データはローカルコンピューターにファイルとして保存されます。

 

Firecrawlは、複数のページを持つWebサイトからデータを抽出する場合にも役立ちます。単にWebサイトのURLを入力し、Firecrawlにページをクロールして同様の構造を持つすべてのページからデータを抽出させます。

 

このツールを使用すると、連絡先情報、製品詳細、記事、またはWebページに含まれるその他の構造化データをすばやく収集できます。 Firecrawlは、データ収集、リード生成、Webからの情報収集にDifyを使用するすべての人に不可欠なツールです。

 


 

以上、今回は、手抜きですが、Perplexity AIにDifyの最新業界動向を調べてもらいました。

 

終わり